NIRQuestは、旧式NIR分光器以上のパフォーマンス改善を提供し、オーシャンインサイトはそれを証明しました。
オーシャンインサイトはNIRQuestの性能を旧モデルのNIRシリーズ分光器と比較し、NIRQuestが以前にもまして向上したスループット、より優れたノイズ性能、およびより高感度を提供する事が分かりました。
さらに、より多くのオプション、外部トリガリングや優れたS:N性能により、NIRQuestは近赤外分析のニーズに対し高性能で柔軟性のあるソリューションです。
向上したスループット
NNIRQuestは、NIR512分光器よりも20%高いスループットを提供します。より高いスループットは、システムをより高感度にします。いくつかのアプリケーションでは、より短い露光時間で信号収集できる事を意味します。
NIRQuest512 vs. NIR512: >1100nmで20%優れたスループット
ノイズ改善
NIRQuestは、NIR512分光器より2-3倍優れたノイズ性能を持っています。ノイズ軽減により、データ混信する事なくより長い露光時間での測定が可能です。また、吸光度のより小さな変化の検出も、向上した性能によって可能です。
NIRQuest512 vs. NIR512: >露光時間10秒での3倍のノイズ改善
向上した感度
NIRQuestは、その512および256素子バージョンの両方でより優れた感度を提供します。より高い感度によって、より少ないノイズでより長い露光時間を可能にし、選りすぐれたS:N性能を提供します。NIRQuest512では、1550nmにおいて露光時間10m秒で<0.5 ピコワットのNEP(Noise Equivalent Powerを計測しました。NIRQuest256-2.5では、同じく2050nmにおいて露光時間30m秒で~25ピコワットのNEPを計測しました。
その他...
より多くのグレーティングオプション 柔軟性はよい事です。より多くのグレーティングオプションは、分光器構成のより良い最適化が可能です。オーシャンインサイトは現在、異なる刻線数とブレーズ波長を持つ様々な近赤外領域をカバーする7種類のグレーティングを提供します。標準の仕様固定型NIRQuestのいずれもご要求に合わない場合でも、構成選択により最適に機能するシステムを構築できます。
優れたS:N性能 S:NはNIRQuest512の>15000:1からNIRQuest256-2.5の>7500:1の範囲におよびます。その改善は、以前のシステムが~4000:1であった512で最もはっきりしています。より高いSNRの改善は、発光測定でのような微弱光検出を可能にします。また、スループットに対する影響について心配する必要がないため、光学分解能を向上させる小さなスリットサイズをお使いいただく事も可能です。そしてより高いS:N(および低いディテクタノイズ)によって、より効率的に高濃度サンプルを測定可能です。
外部トリガリング NIRQuestの外部トリガは、外部イベント(レーザー発射のようなイベント)後から分光器が露光を開始する前までに固定の1m秒遅延を持っています。これにより、イベントとデータ取得の同期を非常にシンプルにし、常に同じ時間の"位置"(インターバル)でサンプリングできます。
熱電気冷却の安定性 NIRQuestは、熱電気安定に到達するまでの時間が前モデルよりも2倍早くなりました。NIRQuestのTECは、セットアップ時間を短縮するため~2分で安定します。ただし光源をお使いの場合は、その光源が安定するまでしばらく待つ必要があります。
アプリケーションを完全にするためのより多くのアクセサリ 第一世代の近赤外分光器から現在までに、オーシャンインサイトは優れた近赤外レスポンスを備えたLow OH含有のファイバや重要な近赤外領域により多くの輝線を発する波長校正光源を含む多数のファイバ光学アクセサリのラインナップを追加してきました。
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