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Choosing a Grating & Wavelength Range: "HR" Optical Bench
ユーザは、各分光器用の14種類のグレーティングの中から選択します。各グレーティングにおいて、その刻線数(分解能に影響)、分光レンジ(測定波長範囲に影響)、およびブレーズ波長(最良効率範囲に影響)についてよく考えます。スキャニングモノクロメータのような装置内で回転しているグレーティングの代わりに、オーシャンインサイトのグレーティングは長期のパフォーマンスと安定性を保証するために製造時の場所にしっかりと固定されています。グレーティングは各分光器で指定されなければなりません。オーシャンインサイトは、機械切りとホログラフィックの回折格子を提供します。どちらもマスターグレーティングのポリマーレプリカです。これらグレーティング間にはトレードオフがあります: ホログラフィックグレーティングは迷光が少ないが、一方で機械切りグレーティングは高反射で、結果として分光器は高感度になります。
下記チャートで最適なグレーティングを選択する事が可能です。ご不明な点があればお問い合わせ下さい。下記項目は表の各縦列について解説しています。
- 刻線数. グレーティングの刻線数(mm-1)は、その分散を確定し、一方で溝の角度は最も効率的なスペクトルの範囲を確定します。刻線数が多いと光学分解能が向上しますが、分光レンジは狭くなります。
- 分光レンジ. リニアアレイにかかるグレーティングの分散; アレイ上のスペクトルの"サイズ"としても表現されます。分光レンジ(幅)は刻線数の関数です。分光器のスタート波長をご選択いただく際、エンド波長を確定するためにスタート波長にこの分光レンジを足します。グレーティングの分光レンジはスタート波長によって変化します。通常は以下のようになります: スタート波長をより長波長側で選ぶとき、分光レンジはより狭くなります。
- ブレーズ波長. 機械切りのグレーティングに関して、ブレーズ波長は効率カーブにおけるピークの波長です。ホログラフィックグレーティングに関して、ブレーズ波長は最も効率的な波長範囲です。
- 最良効率 (>30%). 機械切りまたはホログラフィックの全てのエッチンググレーティングは、特定の波長範囲で1次光スペクトルを最大限に利用しています; "最良"あるいは"最も効率的な"範囲は、効率が>30%得られる範囲です。場合によって、グレーティングは効率的に回折する範囲よりも広い分光レンジを持っています。例えばグレーティングH1は約430nmの分光レンジを持っていますが、最良効率範囲は200-575nmです。この場合、575nm以上の波長ではグレーティングの効率が下がるので感度が低くなります。
グレーティング# |
用途 |
刻線数 |
分光レンジ |
ブレーズ波長 |
最良効率範囲(>30%) |
HC-1 |
紫外-近赤外 |
300 |
200-1100 nm |
variable |
200-1100 nm |
H1 |
紫外 |
600 |
425-445 nm |
300 nm |
200-575 nm |
H2 |
紫外-可視 |
600 |
415-445 nm |
400 nm |
250-800 nm |
H3 |
可視-(色) |
600 |
410-440 nm |
500 nm |
350-850 nm |
H4 |
近赤外 |
600 |
410-430 nm |
750 nm |
530-1100 nm |
H5 |
紫外-可視 |
1200 |
205-220 nm |
ホログラフィックUV |
200-400 nm |
H6 |
近赤外 |
1200 |
140-195 nm |
750 nm |
500-1100 nm |
H7 |
紫外-可視 |
2400 |
72-102 nm |
ホログラフィックUV |
200-500 nm |
H9 |
可視-近赤外 |
1200 |
165-205 nm |
ホログラフィックVIS |
400-800 nm |
H10 |
紫外-可視 |
1800 |
95-140 nm |
ホログラフィックUV |
200-635 nm |
H11 |
紫外-可視 |
1800 |
75-135 nm |
ホログラフィックVIS |
320-720 nm |
H12 |
紫外-可視 |
2400 |
60-100 nm |
ホログラフィックVIS |
260-780 nm |
H13 |
紫外-近赤外 |
300 |
800-900 nm |
500 nm |
300-1100 nm |
H14 |
近赤外 |
600 |
410-420 nm |
1000 nm |
650-1100 nm |
特定グレーティングの効率カーブを見るために、そして類似グレーティングを比較するために、上記表左列のグレーティングナンバーをクリックするか、またはこちらをクリックして下さい。
グレーティング、スリット、およびスタート波長の選択によるHR4000の予測される範囲と分解能を実証するために一連のグラフをご覧下さい。
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